当初、新郎様は結婚式に全く前向きではなく、新婦様がしたいと言っているから、と少し距離がありました。最初のご見学の際も新郎様は同席せず、新婦様はお母様、妹様とご来館されました。新婦様はコロナ禍により夢だった結婚式を我慢し、モヤモヤしていましたがコロナも落ち着き、結婚式がやっぱりしたいと強く思うようになり、ご見学にお越しいただきました。
しかし、新婦様はどうにか新郎様を説得しないと結婚式はできないのではないかと、不安を感じていたそうです。そんなお気持ちでのご見学中に、新婦様の表情とテンションが変わった瞬間がありました。それが披露宴会場「ザ・チェルシーハウス」にてプランナーがお伝えした一言でした。
『当館唯一の別館披露宴会場はガーデン付きです。だから車で入場したり、大好きな車を飾ったり出来るんです!!』
それまでどこか不安そうだった新婦様の表情がパッと明るくなったのを感じました。
「実は…」と新婦様がお話ししてくれた内容は、入籍してから時間も経っているため、新郎様は結婚式には乗り気でない事と、お2人共通の趣味がアートトラック、アメ車でそんな車を飾れる会場を探していた事でした。後日、新郎様を連れてご来館され沢山ご提案をし新婦様と一緒に説得をすると、優しい新郎様は『結婚式をしよう』とお返事を下さいました。
約束①『アメ車とアートトラックを展示』
約束②『大好きなものに囲まれた写真を撮りたい』
前撮りをされていないお2人は、あえて当日のフォト撮影を選ばれました。その理由はみんなのアートトラックとアメ車が結婚式当日に大集合するから。ウエディングドレス、カラードレスはアメ車と、和装はアートトラックと撮影しました。
RECEPTION
WEDDING CEREMONY
約束③『笑い溢れる挙式にしたい』
人前式を選択されたお2人は新郎様のご友人に牧師役をお願いしました。牧師入場曲は葉加瀬太郎。ツカミはバッチリです。バイオリンを用意された新郎様の表情はいつも以上にウキウキして、良い笑顔をされておりました。
新郎様の入場前に親御様からのジャケットセレモニー。
終始、皆様の笑顔が溢れるアットホームな挙式となりました。
AFTER CEREMONY
WEDDING PARTY
約束④『飾らないいつも通りの時間を過ごせる披露宴がいい』
メイン席はソファ席にして、ゲストの方との距離感を大切にしました。メイン席の後ろには新婦様がお持ち込みされたイルミネーションライト、新郎新婦様がキラキラ包まれているようでした。ゲストの方のテーブルには新婦様が手作りをしたプロフィールブックとアクリル板席札。アクリル板席札は新婦様のお父様との共同作業のアイテムです。
約束⑤『アメ車に乗って入場したい』
ゲスト様総勢120名様の披露宴はとても盛り上がりました。まずは、おふたりがご自身で撮影をされ、動画の編集をさせていただいたトラック野郎のオープニングムービー。デコトラックの仲間にもご協力をいただきました。そして披露宴最初の入場はアメ車でのガーデン入場です。扉が開いた瞬間のゲストの歓声は今でも忘れません。
約束⑥『人とは違う迫力があるケーキにしたい』
『人とは違う迫力があるケーキにしたい』とおふたりと打ち合わせの中で決まったのがビールのケーキです。当館パティシエが泡の部分は綿菓子で再現しました。
お色直しで和装での再登場。ラウンジにお2人のシルエットがあらわれた瞬間、ゲストからは大歓声が。ゲストからの歓声と笑顔が拡がる光景が最高だったと、お2人もおっしゃっていました。
最初は結婚式に前向きではなかった新郎様も打ち合わせを重ねるごとに、提案に対して前のめりに聞いていただけるようになりました。結婚式のために、愛車の塗装も行ったそうです。
お2人が当日をより楽しみにしてもらえるご提案を意識し、よりイメージして頂けるようにたくさんお話をさせていただきました。無事に当日をお2人と迎えることが出来たのも私たちザ・チェルシーを頼って信じてくれたお2人のおかげです。
ザ・チェルシーのコンセプト「自由で楽しいウエディング」がぴったりとあてはまる、そんな一日でした。
Ceremony Hall:The Arctic
Party Hall:The Chelsea House
Wedding Coordinator:Ayaka Tsuyuguchi